2017年12月08日

茶褐色に染まった丸いやつ。

「はい、お待ちどうさま」
そう言って出てきた姿からゆらゆらと湯気が上がる。
まだ、熱々なのがそれだけでわかり、思わず見とれてしまう。

目の前にあるその真っ白な肌は、茶褐色に染まっている。

日焼けで男を誘惑する。そんな色をしている。

サザンやチューブの夏の歌が懐かしく1フレーズずつ、頭の中を横切った。

茶褐色になったその姿が醸し出す誘惑に負けた私は、
「いただきます」
と小さな声でつぶやくとおもむろにクチビルを当てた。

「熱!」
思わずそう言って、クチビルを離し、息を吹きかけた。

フーフーと何度か息を吹きかけ、理性が戻る。
もう止まらない。

前歯で軽くかむと、隠れていた黄色くまるい本性が現れ、私の口の中で蕩け、躍動している。

まだ、舌先は熱さを感じている。
それを洗いが流すかのように、目の前の日本酒を味わう。

まだ、今夜の楽しみは始まったばかりだ。
posted by きんねん at 00:14| 群馬 ☔| 食レポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする